おばあちゃんの握り飯

昨夜は克哲さんのごはん会に行ってきました。初めて柴崎駅を降りてキッチンラボに向かう中、辿り着くまで不安でした。前方にマーブリングの後姿を見かけた時の喜び、安堵感が体いっぱいに駆け巡り、マーブリングのもたらす威力はすごいです。ごはんは何もかもが見た目の驚きと香り、味わいの堪能でした。いかに普段の自分の食事が貧しいか、しみじみ実感しました。特におにぎりには感動です。こんなに美味しいおにぎりは久々です。小さい頃、おばあちゃんが握ってくれた握り飯を思い出しました。おばあちゃんは「握り飯食うか？」と云い、両手で持たなきゃいけないそれは、ご飯のあたたかな甘い匂いと更に大きな焼き海苔の匂いが重なり最高のご馳走でした。おばあちゃんの手で握った握り飯に守られていたんだと不意に思い出し泣きたい思いの中、一粒一粒ご飯をかみしめながらいただきました。この感覚は何でしょう。やたら泣きたくて、揺籠の揺さ振りが時空を動かし、幼い頃と今がクロスします。大きな愛に包まれるとは、こういうことをいうのでしょうか。ごはん会を企画し、食事を準備していただいた克哲さん、皆様、ありがとうございます。ご馳走さまでした。