光が導く道

昨夜は途切れるライブ配信をお聴きしながら府中に向かっていました。駅を降り会場が近づくと一気に深い緑の息吹が立ち込め、先生の演奏の音と共に深い香りに包まれます。ここは府中の森だったと気づかされます。会場に入らせていただいた後、静寂なる世界で自分の内面と深い対話をしました。言葉のない対面を初めて経験しました。深いです。休憩時間に、出会った縮緬。小さく折り畳まれて下に隠れていましたが、手がその存在を知っていました。明け方の夢に見た布が現れたのです。驚きました。

第二部、まったく見たことがない黄緑と紫が広がる世界で、突然「超えた」と言葉が飛び出しました。経験しては超えて、更に経験して超える。同時に起こり、連続し続ける。すごい経験をさせていただきました。先生が仰った通り、やっぱりすごいコンサートです。

高麗屋さんで出会った先生の大事な器を抱いて帰り、いただいた縮緬の上に皮のノートを置いてみました。その凄さに目を見張りました。一体となったこの墨の勢いと流れは、一気に飛翔を表すエネルギーそのものです。この体感のまま生きると決めました。

いつも歩く今朝の道は、昨日の放たれた光線どころか光が導く道と変わっていました。惜しみなく働きます。ありがとうございます。