つながっている

昨日、出かける直前にふと勘がはたらきました。母の特別養護老人ホームより面会中止の案内が出ていたのです。電話をかけると、母のユニットで一昨日コロナ感染者が出たとのこと、幸い母は元気であると聞きました。ですが、少なくとも十日間は面会禁止であると告げられました。「あかつき」は当面冷凍保存となりましたが、冷凍庫に桃があるだけで幸せな気持ちになります。ご高齢の入居者の方が感染されたのは、これで二回目です。ご無事を願います。その後、外に出て雨風の中を歩きながら「私は母に守られた」と不意に感じました。雨風が教えてくれました。その夜の先生のお話は「感性」でした。先生のライブでのお話は、会場で大勢の方たちとお聞きするのとは異なり、静かな深い波紋のように広がるわかり方があります。パソコンの画面を通し、大きなサウンドシステムのスピーカーから先生の声が伝わると、部屋の空間が異空間となるのです。先生と空間を通してつながっていることを、回を重ねるごとに凄いと感じます。この機会を設けて下さり感謝いたします。「お能は芸術、隠した中で表現する。これが華」動画で能「葵上」を観ましたが、わかるには程遠い自分の状態を知りました。「今はわからなくても社会の中で自分の存在がそのまま表せれば、お能そのものも楽しめる。楽しく幸せに生きられる」先生の言葉が希望です。わかっていけるよう、日々を積み重ねていきます。ありがとうございます。