驚き
イエスがなぜ十字架にかけられたのか。それは律法に違反したからではなかったため、ポンテオ・ピラトは裁くことができずに困ったのだとお聞きしたことから問いは始まりました。主の祈りで謳われる「ポンテオ・ピラトにより苦しみを受け、十字架につけられ」は誤りであると。ではなぜイエス・キリストは十字架にかけられたのか。なぜ民衆はイエスを殺せと言ったのか。いろいろと想像してみるも、わかりませんでした。
その答えは、人々がイエスに会ったときに、化けの皮が剥がされ自分の愚かさや罪深さがあらわになっていったからだといだきしん先生はお答えになりました。いだきに出会っているので、確かにその状態は私自身の経験からもわかるところがあります。歴史は今、イエスの時代から一巡しているように感じるとおっしゃる先生の言葉の意味は、ほとんど理解しきれてはいない一方で、内側にはただ驚きとしか言いようのない感情が湧き、何者であるのか正直わからない先生を前にして、内側が震えるのでした。明日のコンサートに向けてお話をお聞きできたことはとてもうれしく、心よりありがとうございました。