まさに愛によって・・
7日のコンサートの最中、先生の演奏に一心に聴き入るたくさんの生命を感じました。会場に集う一人一人の生命を感じ、一人一人の生命は尊いことを感じ、そのなかに私自身の生命も入っている・・と感じていると、心が今までになく柔らかく温かくなり、皆と一つになって空間全体へと溶け込んでいきました。それは深い救われ、安堵、感謝の気持ちとなって全身を温かく包み込んでくれました。
コンサートの後半では不意に自分自身の顔が心に浮かんだので驚きました。そして不意に「私は自分をいじめ続け、否定し続けてきた。ずっとそうしてきた・・。」と気がつきました。京都コンサートで自らの裡に見出した小さい白い花が眼にうかび、深い悲しみが広がりました。そして自分自身に対して、「本当にごめんなさい、今まで本当に申し訳ありませんでした。」と素直に謝る気持ちが湧き続けました。
心の柔らかさ、温かさは、自分自身を受け入れていく温かさでもありました。これなくしては、人にやさしくは出来ないし、人を受け入れることも出来ないと分かり、ここから出発です。
眼に見えないけれど、絶えることなく降り注がれ続ける愛。空間いっぱいに降り注ぎ続ける愛。それは周囲の方々をとおして、環境をとおして、恵みの雨のように降り注がれ続けています。そのことに気がつくと、また一つ、また一つ・・、と今まで何を見ていたのかと思うほど、とても大切なものが実はいつも日常目の前にあり続けていた・・ことに気づき、愕然とすると同時に、霧が晴れていくように気持ちが明るく広がり、深い救われを感じます。たくさんの恵みを感謝で戴き直し、恵みに応えていける人間に成りたくて、新しく生き直していく日々の中にあります。
復活なさってからの先生のコンサートの威力は、本当に凄いです。心の深い深いところへ入ってきて心をノックし、気づかせ、目覚めさせ、そして自ら歩み始めさせてくださるのです。
それはまさに愛によって・・。
コンサートメッセージどおり、本当に、やっぱり 愛。です。この言葉が今もずっと心にあり続け、地下水のように全身へ浸透し続けています。
「やっぱり愛」ということを何度も、おそらく生涯表現し続けるでしょう。・・とのメッセージの結びのお言葉が、胸に滲み入る今です。
尊いコンサートの経験を戴きました。
心から有り難うございます。