三月

経験し続けられることの幸せを深く感じる三鷹でのコンサートです。「神髄」言葉をお聞きしただけで、体に今までにない深い響きが残りました。先生の音が携帯電話の小さなイヤホンからも、深く深く届くのです。会場に向かいながら、この感じは何なのかと考えていました。降りるバス停を間違えないように気をつけなくてはいけない程、深く深く入る音です。会場でお聞きした「やっぱり愛」先生の言葉は、いつもそのまま生命に届く音です。様々な場面が折り重なるように、幾層にも織り成す色層が見えます。あたたかくて、ふんわりと全体を包み込み、安心して何もかも委ねられる。何て幸せなんだろう。こんなに満たされる時ってあるのでしょうか。ただ、ただ、ひたすらこのまま生きていけばいい。「やっぱり愛」先生のタイトルを思い出しました。すごいと思いました。こうして経験し続けられる場をいただく私自身を考えた昨夜でした。

今朝、たまたまつけたテレビで東日本大震災の番組を見ました。「なぜ、できたのでしょうか」との問いかけに「困っている人が大勢いるから」「自分一人ではできなかった」と、三人とも同じ言葉を返されました。一昨日の応用コースでの先生が仰った関係性を、そこに見ました。一番最後に仰られた男性の言葉「先ず自分が生きていること。生きていなければ人も助けられない」本当にその通りだと胸に響きました。自分をさておき、何ができるというのか。深い言葉は、三月に入ってからの京都応用コース、いだきのはじまりの日コンサート、東京応用コース、三鷹のコンサートと奥深く繋がります。人間とは何か。間もなく訪れる東日本大震災の日。あの日のように凍てつく今日の寒さです。三日間で考え動きます。