肝心なこと

「先生はいない、私はいない」高麗さんのビデオ講演会をお聞きして、ドキッとしました。自分勝手に都合よく解釈して受け容れないとの言葉が突き刺さりました。その後に見た阪神・淡路大震災のインタビューのニュースで、「自分はあれから30年、ちゃんと生きているのか」と仰った一人の女性の姿が胸に残りました。初めて高句麗衣装を身に纏い、弘前での先生のコンサートに参加した時、「思いっきり生きなさい」亡き父の声が聞こえました。あれから何年経ち、今私は思いっきり生きているのだろうか。執筆している本の原稿が浮かんだのです。慌てて見てみると、私は先生、高麗さんの大事なことを隠して表現していないことに気がつきました。書いてあったとしても肝心なことがすっぽりと抜け落ちていました。唖然としました。これほどまでに自分都合で生きているのかと、自分で書いたものに突きつけられました。全部見直しです。今まで何度見直し修正したところで、曇った頭で見たって変わるはずもありません。今、気づけて本当によかったです。ありがとうございます。