「来させていただけて良かった。」

「来させていただけて良かった。」その一言に尽きる16日の滋賀、京都での経験でした。
迎賓館コンサートに参加させていただき、前半を経験させていただいているとき、人生を問われているように感じることと、先生のされる演奏を受け容れられていない自分の状態とを同時に感じていました。今まで、数多くのコンサートや講座に参加させていただき、沢山の経験をさせていただきながら、自分の感性の乏しさを感じ、それは人生の懸け方が足りない自分の生き方の表れでした。休憩後の先生のお話から、より自分の半端さを感じました。先生のしてくださる表現を、聞き手の受け容れる能力によって制限をしてしまっている状態というのは、本来であればあってはならないことと感じ、あってはならないことが現実として起きてしまっている現状を受け容れるよりありませんでした。このことは、普段のあらゆる場面にも通じることでした。大いなる存在の働きかけを受け容れられられないこと、人と話していても、こちらの受け容れる能力によって表現を制限をしてしまっていること、こういうことは本来あってはならないことと感じ、余計なものをなくし、感性を磨くことよりないと感じました。今、自分が作ってしまっている限界というのも、感性が乏しいということで作ってしまっているとわかりました。それでも上昇するエネルギーに一気に引き上げていただき、感謝よりありませんでした。
高麗さんの講演会にも参加させていただき、高麗さんのお気持ちに触れ、共感し、自分の気持ちに気づいていきます。人間として生きることを、ただひたすらに学ぶ経験となります。最近あった出来事などを交えて、具体的にお話くださる姿に、工夫し生きることの姿勢を学びます。そして、講演会にても生命感覚養うこと、感性を磨くことの大切さを実感しました。
講演会の後に、高麗さんの掛けてくださるお言葉から、自分の現状を理解でき、自分の現状を打破するには感性を磨くことよりないと行き着き、一日の経験を通してこれから自分が何をしていくかが見えました。
大変濃密な一日を過ごさせていただき、誠にありがとうございます。
本日は幻のコグリョカフェ、ロームシアター京都にてのコンサートを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。