原初の水
会場に向かう道中から、冴え冴えとした研ぎ澄まされた思考の中に在る、どこかいつもの自分とは違うような感じがしていました。よりはっきりとより冷静にクリアにわかるような不思議な感覚でした。
演奏が始まると浮き上がるような、熱量満ちた空間に溶け込み、体内が熱を帯びたように熱くなっていきました。太陽のような熱い光を胸に抱き、いのちひとつ宇宙のような内面を深く感じました。すべての物事が了解されるかのような何もなくすべて在る空間でした。
第一部の最後には体の内を流れゆく 水、原初のはじまりの水に満たされていくように感じました。水色の世界が広がりどこまでも 透明な光 、一陣の風が動きの時を伝えていました。
東北で闇の元のお話があったことを知り、ずっとお聞きしてみたいことだったので、タイミング悪い自分を改めて認識し残念に感じていました。それでもWebサロンから感じることは私の想定出来る限界を超えていて驚きました。
最近体の変化が激しく、コンサート以外でも人に敏感になっているのがわかります。人間が本来の人間としての働きを取り戻した時に はいのちひとつである人間のいのちを感じるのかもしれないと感じます。アンコールの 手拍子ともにできる喜び、愛ある世界がそこにありました。豊かな時をありがとうございました。