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感情でわかる愛


「女性のからだが幸せを知っていて、男は幸せを女性に学ぶよりない」。
目から鱗の いだきしん先生のお話は長い長い間ずっと自分の中で曖昧状態であった「男と女のある何か」への根底的な疑問が一気に解ける神回でした。「女性に学ぶ」とは、これまでの先生の講座等でどこかで感じていたことではあっても何をどのように学ぶのか?、永遠にわからないままになるはずだっただろうテーマにやっと歩み出せたこの神回に巡り合せた幸運に感謝致します。

また、前半の若い人たちの状況についてお聞きするにつれ、アノミーどころではない人間性一挙喪失の時代に、見えずらい一人一人の立ち位置と、その総体としての社会状況の分かりにくさを再認識しました。ではどう生きるか。ど真ん中で生きること。ど真ん中で生きるとは?・・・、見せかけの知性や理性は消えゆくものであり、豊かな感情を言葉で表現することで生きることが正確にわかり、一番エネルギーのあることを生かせる!? どういうことでしょう?と益々お話に聞き入ります。人間が生まれ持ったエネルギーは「ありがとう」の気持ちであり、感謝であり、それは感情なんだということ!?「感情でわかる愛」とのお話を伺って、これまでブロックされていた固い壁がガラガラと壊れ落ち、またまた感謝です。

お話を聞き進んでいくうちに、数日前にたまたま読んだ成城大学の伊藤昌克教授による山上徹也容疑者の「その孤独な政治的世界」を思い出していました。安倍元総理の銃撃犯、山上容疑者のものとされる全ツイートを分析し、引き出した彼の人間像とそれを生み出した社会状況の考察でした。先生の講座を終えてから、あらためて昨夜読み直しました。
山上容疑者が反統一教会的立場から政治的な様々な立場を彷徨い、エリート家系から格差社会での「男性弱者」を自覚していくプロセスが見えます。考察の結論の一部です。〜・・すべてを自分一人で引き受け、自己責任で処理していくことが唯一の規範だと考え、それを自らに課している。・・彼は自らの状況を誰かと共有することもなく、あらゆる連帯を拒みながら、・・、ますます孤立を深めていったのではないだろうか。・・〜 。

もはやジェンダーは男女の違いを超えて人間として理解すべきこととの先生のお話が、たまたま我々が遭遇した最近の大事件の中の一人の人間と繋がりました。そして講座での最後の一体感、愛の大経験をありがとうございました。
さらに心に残る男達。今は昔、吉原の世界で飾り職人として女性を引き立たせることに賭けた男達の粋な世界、今ならどんな仕事かと考えます。

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京都 八坂より