詩：予感

今年初めて銀杏並木に出会ったような気がする
まだ緑の残っているところもがあるが健気に黄葉して
ひんやりした秋の空に向かって、ある方向を示している

愛についても、命についても、体についても
わたしには分かっていないことだらけだけれど
そっちの方に向かっていることだけは確かなこと

今日読む本に、なにか美しい言葉との出会いがあるはず
今日出会う人と、交わす言葉がきっと双方の胸に染みはず
今日の講座で、心の奥底にまで美しい光と音が届くはず