経験

やまと的な音と感じる演奏に、私の中に生まれた時からいのちにあるものを自覚しました。
アリラン 的な音律を聴くときとは違うところで密やかにやさしく動きはじめる何かを感じ、それは昨日のコンサートの間中ピアノの音やパイプオルガンの音のいずれ音の時にもずっと根底で響き続けるように奥の方で揺蕩いゆらめき続け、いのちの奥の奥に核としてあるのを感じていました。
おそらくそれは、先生の音によってより気づく事はなく、この音をお聴きしなければ気づかないままこの生を終えてしまったのではないかと感じるほどのかすかな流れを深い奥底で感じていました。
忙しない喧騒の中にある日常では全く感じる事ができず、錯覚であったかと考えるほど、仕事中はいつもと変わらない時間の中にいました。ただ、最近悩まされていた、仕事中の異様なる眠気と、目を閉じている時に一瞬あらわれる白昼夢と言うのか、なにかの存在のような姿を今日は見る事なく業務を終えました。
コンサートに参加させていただく機会があり、心身ともに変化の途上にある事を認識していけるようになってきました。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。