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明るい笑い声


到着するなり激しく叩きつける大雨の迎賓館にて、「どうすりゃいいんだろう」と仰る高麗さんの笑い声に、つい私も一緒に笑ってしまいました。唖然とするを通り越すと、人は笑うしかないのでしょうか。克哲さんは「大歓迎」と表現され、なるほどと頷きながら笑ってしまいました。言葉の表現一つで、まるで変ってしまうものだと感じるコンサート前でした。コンサートが始まると三角巾で包んだ右手首が、どこにどう置いても痛み始めます。一体どうしたら痛くないのかと、しばらく腕の角度を変えたりして置き場所を探していましたが、諦めて探すのをやめました。目を閉じると、守ろうとしている自分が見えます。「庇うな」と先生の音から聴こえます。何を私は守ろうとしているのかと考える中、突然右側に大きく体が傾き驚きました。まるで軸を調整するかのごとくに、内側から突き動く衝動でした。やがて、頭の右半分も大きく動きます。すべてが右側の反応です。転倒した際に、右側を強く打ったせいなのでしょうか。気づけば、右手首の痛みは治まっていました。体の調整を行って下さったのだと分かり、ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。休憩後の先生の話は、衝撃を受けると同時に、身が引き締まります。一刻の猶予もない緊迫感の中、宗教のこと、核の問題等、先生と共に一つであるよう集中して聴いていると、「祈り」と共にありながら、我が身の動きを考えます。その後、見事に雨も上がりマーブリングも出来たとのこと、天の計らいは真にすごいと感嘆します。帰りの新幹線では、事故の相手の方から電話を頂きました。「諦めずに保険会社に電話し確認して。」と私がアドバイスした通り動いたら、賠償責任特約が付いていたとお礼の電話でした。何が可笑しかったのでしょうか。相手の方が私の右頬の骨折のことを心配するほど、大きな声で初めて笑っていました。私の笑い声を聞いて、相手から安堵した気持ちが伝わってきます。私も嬉しくなります。変な話ですが母の言う通り、加害者でなく被害者側でよかったと思います。リハビリも始まりました。心明るく、開始できることに感謝します。ありがとうございます。

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高麗恵子スカイロケットセンターにて
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結工房にて 即興詩9
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「胎動」第4弾