光溢れる

盛岡でのコンサート後半。高麗さんの語られる いだきしん先生のメッセージに会場上方から無数の嗚咽とすすり泣きが聴こえ、何より自分の身体の中心、脊髄に光が射し込む体感でした。ぱんぱんに膨らんだ風船が 針で一気に萎むかのように それまで破裂しそうだった頭の痺れが治まり、先生のやさしいピアノの音に涙が流れ続けました。時間は無い、という御言葉に芯から安堵し、レヴィナスの死の悲しみと恐れも この日集まる魂も霊魂も、全て先生の音に溶け込み救済されたのだ、と感動の揺れがさざ波の如く 今も続いています。
７日目にしての更なる偉業、連続する素晴らしいコンサートを 真にありがとうございます。盛岡に訪れることができ、このような感動をいただける人生に 心の底から感謝溢れます。
岩村ゆかり