KEIKO KOMA Webサロン

2夜のコンサートを経て


ヤマハの始まりに、自分の中の生命の泉から大きな流れが生まれ、やがて空間の大河に交わり、雄大に流れていくような体感がありました。全体に溶け込み、且つそれぞれに進んでいくような体感でした。しかし、自分の中で印象に残るのは、凄まじいオレンジの炎の中に赤鬼のような赤い顔が恐ろしい形相で焼け消えるようなことを想像していたことでした。ひたすら「ディアプロ」と言葉が出てくるのに驚いていました。ちょうど電車の中で、この名のお酒の広告に見入っていたので、頭に浮かんできたのだと考えますが、何を解決下さっていたのかと考えますと、すぐに惰性に陥る、魔がさすの「魔」かもしれないと考えます。そして、昨日の三鷹でのコンサートでは、会社を辞めてからの自分の停滞状態に、一体この数年間何も成長せず人間として生きられず、何をしてきたのかと自分を嘆く気持ちが湧きましたが、ふと、この数年間だけでなく、自分は生まれてからずっと人間とし生きてこなかったことに気づかされました。すると、人間でなかった自分は既に終わったような気持ちになり、これからは人間として生きて行こうと心に生まれました。この社会の常識も、枠も人間とはかけ離れた異次元のことで、本当の人間の次元で生きようと気持ちが湧きます。また、コンサート中、地面が轟いているように感じられ、世界中の、人間が作り上げた歴史の負の産物をすべてピアノにて表現されつくしているように見え、ひたすら「すごい!」と心で叫んでおりました。人間の成した数々の恐ろしく惨酷なことから苦しめてきた体制までも全部と感じられました。先生は凄いことを編み出され、先生は凄いと昨夜ほど感じられたことはないかもわかりません。「凄い」しか出てきません。宇宙のピアニストだと至ります。
ありがとうございます。

田嶋利江子

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京都コンサートホール大ホールにて