抜け出す道

仙台コンサートに向かう車中で、「小さい頃やんちゃだったのに、人の言うことに従う良い子になってしまった。」と言う仲間の言葉を聞いて、ドキッとしました。自分だからです。世間や大きな力に闘うことなく、気持ちを押さえ、飲み込み、ごまかし分からなくなってしまいました。
先生の仙台コンサートの一音一音は、中心の光です。単なる道具ではない人間の、繋がった生命を取り戻す演奏でした。先生は美しい演奏、美しいお姿で、人間の生命を救う闘いをされていました。大人は、子どもの夢を奪ってはいけないと私は感じていますが、大人も子どもも、抜け出し口が見つけられない現在にあって、唯一の抜け出す道を切り拓いているのが先生であり、このコンサートと聴こえました。仙台コンサート　ありがとうございました。