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民謡を大切にしたい!


ウクライナ民謡を歌って、ウクライナの人びとを応援するというようなことを、よく耳にする。「一週間」という歌は、ウクライナ民謡だったっけ。それにしても、なぜ民謡なのだろうか。その国の風土と、その国の人びとの生活を、素朴に表現し、普遍的な「生きる力」を喚起するからだろうと思う。民謡は異文化交流の、良き支え手なのだ。だから、わたしは、日本の民謡を大切にしたいという思いが強い。

声は音痴で、ギターは下手で、それも三味線でなく、民謡を演唱したいと思っている。なぜなら、三味線太古のお座敷唄とも、民族衣装に踊りを伴った盆踊り唄とも違った、民謡の価値、民謡の豊かさや面白さを、伝え続け、広めたいと思っているからだ。今度の集いでは、兵庫県の但馬地方の「円山川舟歌」を歌おうと思う。長谷坂栄治という教員が採録したもので、かつて、「ダ・カーポ」が歌って、一時注目を集めた。もう60年くらい前のことだ。わたしが歌い続けなければ絶滅してしまうのではないかとも思っている。

船の船頭衆は なに着て寝やる ともをしきねに 櫂まくら

雨がふりゃよい、ざんざか雨が、かわいい殿御さんの 肩休め

八鹿、九日、豊岡過ぎて、明日は尽きます、城崎に

但馬の母なる川、「円山川」。そこの水運に携わった人々の間で、口ずさまれていたのだろう。日本全国で歌われた舟歌が入ってきたのだろう。城崎か豊岡の花柳界で流行ったのかも。ただ、この歌は、但馬の風土を、われわれの言葉遊びの伝統を、みごとに伝えていて、なくしてしまわないようにしたいものだ。

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