11/14三鷹コンサート

第一部では、先生の演奏によりこめかみの神経から見る意識が解されてゆき、どんどん内側へお腹の奥の深いところまで辿ってゆくようでした。不思議なのですが内側に見えた景色を表現します。朧げに山に居るような感じがして、花が満開で、それは桃の花でした。沢山の桃の木の花が咲き、明るくて楽しくて幸せです。光輝く方がいて、眩いばかりで姿はわかりませんが、皆がその方を大好きで一緒に居られるだけで嬉しく、とても幸せに暮らしています。何故か涙が流れます。恋しく、懐かしく、故郷と感じます。だけどもう2度と戻らない幸せを心に残したままでは生きて行けないので思い出したくないのです。もちろん自分の人生で経験したことでもなく、催眠術にかかったとしたらこんな感覚なのでしょうか。とても不思議な一部でした。

第二部の演奏では、一部で感じた過ぎ去った悲しみが受け容れられ、心があたたかくなりました。自分の内に芽があり、宇宙からか空間には沢山の育もうとするあたたかい粒子が満ちて、ぬくぬくしています。いだきしん先生の即興演奏はとても不思議です。表現が難しいのですが、人間という存在がどういうものなのか、大宇宙や大自然や、長い歴史や、目に見えない沢山のエネルギーなど沢山の交流や働きかけに満ちる生命を、経験させて頂いているのだと感じます。

言葉にならなくとも、毎回新しく生きる力になっているのは確かなことです。

毎回の素晴らしい経験を、誠にありがとうございます。