黄砂ありて
出がけにポストを見ると、昨日の雨でかなり汚れていた。それでもう一遍家に入り雑巾で葺いたところ、黄色い砂が一杯ついてきた。黄砂だと思って、中国からウクライナまでの憂鬱がぶり替える。折角、昨夜の二つの講座で、「存在を表わし、自由と自立を生きなければならない」と、わが身を鼓舞できたのに、思いがまた曇る。
今回の事態に至る過程では、ゼレンスキー大統領にも大きな責任がある。2015年の第2ミンスク合意」の履行を怠り、プーチン側の「人民共和国」のロシア人保護という名目を導いてしまった。勿論ロシアの行為は国際秩序の変化させるもので弾劾しかるべしだが――という佐藤優氏の記事(「週刊AERA」)を読み、冷静になることの難しさを痛感した。さりとて横暴すぎるのでは……。
「やりたいことを思い切りやること。人と人との関係の中で、感受性豊かに、存在を表わし、表現すること!」――ともあれ、学校に行き、採点業務等をやり終え、昨日の講座メモをつくり、書くことにした。『ライフシフト』という本を読んでいても、「創造性と共感と問題解決能力」を高めるために、運動の不可欠を述べていたが、昨日の応用講座で、あらためて記憶と腸の働きの連動性に触れられていたことがうれしかった。同書に、「学校教育は、あらゆることの土台になる分析能力や思考の原則を築く場になっていく。」「暗黙知」の習得の大切さを語っていた。今夜も「国語サロン」を開催する。良い言葉感覚を共有したい。
黄砂ありて、春の到来も思う。不安障害を小脇に抱えて、前進しよう!