KEIKO KOMA Webサロン

魂浄められ


京都でのコンサートをありがとうございました。

東日本大震災から10年の節目を迎え、これまでの復興の歩みや被災した原発の廃炉に向けた進捗などの新聞の特集記事を読みながら、京都に向かいました。そして、「想定外」という文字を見ながら、廃炉に要する時間・経済的費用、人的労力、環境への負荷や、未だに故郷に戻れぬ人々が多くいる事実など、放射能による多大なる社会的な影響を考えると、人類のこれまでの歩みとは何であったかを考えていました。また、被災者の霊魂の動きから本格的な復興はこれからという高麗さんのお話しが思い起こされます。そして、今後、地震や気候の変動など想定外ばかりの時代を生き抜くためには、まさに生き方が問われると感じました。一方で、道中、公共交通機関に乱れが生じるなど道中の巡りの悪さに自身の状態と危機管理意識に課題を感じました。特に数日前から、人と話した後に突然胸が苦しくなり、これまで経験したことのない片頭痛を感じるなど、身に起きている現象からも何かがおかしいと感じながら、解決のために臨んだコンサートでした。

第一部では自分の頭の枠を感じました。生計や年齢、短期的な結果に気にするなど、世俗的な頭から抜け切れていない頭を自覚しました。一方で、パイプオルガンの音を聴いていると、天まで突き抜ける壮大な音に、限界はないと感じました。

第二部でも、やはり頭の枠が続いていました。人の目を気にすることで魂を抑えつけるなど、魂が自由でないと感じました。ピアノの音に集中しようとしても、すぐに余計なことを考える頭がありました。そのため、ピアノの音に全身を委ねながら努めて音に集中していると、ピアノの音と一つになる瞬間を経験し、ようやく自分を、自分の魂を取り戻したと感じました。頭に支配され、それまではまるで自分の中に別人がいたような感覚でした。そして、アンコールでパイプオルガンの音を浴びていると、魂が浄められていくのを感じました。

ありがとうございます。

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高麗恵子スカイロケット センターにて
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