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高麗の香り


雨の比叡山を下り、琵琶湖を臨み、高速道路を走り、富士山が見える辺りまで来ると、自分の陣地に帰ったような気持ちになります。雄大な富士山を目の前にし、日本に渡ってきた先祖も富士山に守られ、勇気づけられ、どれ程心の支えとなってきたことかと感じ、涙潤みます。今日は、多重事故による渋滞があり、御殿場で高速道路を下りました。山梨の地も私にとっては高麗の香りがする地です。ここも自分の陣地に戻ってきたように感じます。先日頂いた本には高麗の地だったと書かれていました。やはりそうだったのだと生命で合点がいきます。山中湖で夕食をとりました。この辺りは両親や兄達と一緒に来た地なので今でもよく覚えています。ひょっこり父が顔を出すような気配がし、一人で笑っていました。東京への帰路、土地から来る空気もエネルギーもどんどん変わり、三鷹に帰ってきたら正に本拠地です。道中、自分の中にある慣習を整理することを先生に教えて頂きました。自分でも最近よく自覚することであり、生きて全体となり生きると気持ちは決まっていますが、心身がそうならねばなれないことは当たり前の事とよくわかっています。ひとつひとつ整理し、変わっていく毎日です。今日は、土地から感じる高麗の縁の香りと共に、自分の内にある古い感覚を自覚し、過去を整理していただく一日でした。

東京に着く頃、先生は高句麗の戦の時の後方支援部隊のお話をされました。私は大変驚きました。昨夜迎賓館コンサート後に八坂の塔にて見えた光景は、表に出る王と高句麗軍団、裏に備える正に後方部隊だったのです。裏方という言葉がありますが、表裏一体であり、どちらが欠けても戦はできないのです。戦う人の裏になることは生命の喜びと感じます。食料、衣類、すべてを整えていくのです。慣習を整理する中で、先生から後方支援というお言葉を頂き、自分の中で表と裏が一つになっていきました。何だかとてもすごい時が来たと感じています。明日の狛江でのコンサートと応用コースへ向かう気持ちも何だかとてもすごい時と感じ、胸が高鳴ってなりません。何が起こるのか心がときめきます。

明日は、先日おおいなる存在の風を受け、染めたマーブリングの新作を展示させて戴きます。比叡山の夜風で、干し、スタッフが一気にアイロンをかけ準備してくれました。私はただ皆様に見て頂きたい気持ちで一杯です。また、このようなコートを着たかったと待ち望んでいたプリーツのロングコートも登場します。新しいレースの高麗人コートも、子供服も登場する予定です。内面の輝きを表す衣類となれば、とてもうれしいです。明日を楽しみに。。。ありがとうございます。

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