KEIKO KOMA Webサロン

高麗さんの紙漉き


6月の比叡山高麗のお茶室の中庭で染めていただいた和紙を、「北の大地」の詩集に仕立てていると、そこに新しい水と光の動きだす心模様がうきたっていて、感動で胸のうちが動いてなりませんでした。裏表紙のマーブリング和紙は八坂の中庭でマーブリングしていた頃の和紙です。和紙に出会う瞬間、何もなく、あっ!っとドキンとします。仕立てた詩集に、高麗さんが、盛岡の川辺を歩かれ摘んでくださった草花を、紙漉きをする水をすくった時にチョンチョンとおいてくださってすくい、木の板にはりつけて、おひさまと風がかわかしてくれます。北の清らかな水ととろろあおいの木の繊維などで紙を漉いてくださったあの春の日、しあわせよりありませんでした。
日本の紙漉きのもとは、高麗さんの紙漉きでしょっ、っとつぶやく生命のなかがあります。高校生の頃、日本全国の紙漉きの里に興味がありました。美濃和紙の地にいって紙漉き職人になろうとした時、田んぼの畦道で呼吸困難になって、移住はやめました。美濃にいたら、高麗恵子さんといだきしん先生にはお会いできなかったかもしれません。ボランティアで地方へ行く度に紙漉きの地域に行きつき、清らかな水に会いますが、隠れ里のようなさびしさも感じていました。高麗さんの紙漉きは、明るく、やさしく、水もお花も風も光もひとつで、空に飛びたつようで、愉しくて、しあわせよりありません。草花を一緒に漉いた和紙と詩集が合体して、それはそれは素敵で、出来上がった詩集に会った時に涙があふれました。こんな詩集は世にありません。。。
7月5日と7日、盛岡の南昌荘というお庭のすてきな和室で、「北の大地」の詩集展を高麗恵子しゃくやくの会むさしのの仲間と開く流れになりました。
この顕していただいた清き水の流れに出会っていただける方々のところへ、「北の大地」の詩が、永遠に輝く「高麗の魂」の詩が届きますように。。。
そして、来年の6月23日へつながりますように。。。

本日も渋谷コンサート、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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