KEIKO KOMA Webサロン

高句麗は永遠。


16日の高句麗伝説の開場を待つ間、高麗さんのKEIKO KOMAの文章を読ませて頂いていました。その中で、高麗さんが愛麗花ちゃんと一緒にセミのお墓をつくり、愛麗花ちゃんが「死んでもずっと一緒だよ」と書いたメッセージを一緒に埋めてあげたこと、夜セミから「ありがとう」と聞こえたと高麗さんが書かれていたお話に、胸にぽっと暖かい灯がともり広がりました。「死んでもずっと一緒だよ」という言葉とともに高句麗伝説に臨ませて頂きました。
高句麗伝説では、遙かな太古から遙かな未来までを見渡す、輝く大河の中に身を置いているような壮大さに圧倒されました。輝く大河は無数の魂の連なりでもあり、宇宙に流れる巨大な天の川でもあり、そしてそれは宇宙を貫きどこまでも伸びる大樹・・「いだき」そのものでした。
高麗笛の音は遠い昔から魂を呼び覚ます声であると同時に、未来の彼方からの導きの声でありました。雅やかな香りの中に深い悲しみを秘めつつ凜として佇む御方の存在が胸に迫り、思わず閉じていた目を開くと、真正面にモノクロの風景が飛び込んできて「高句麗の父・・」と高麗さんの声が・・。その瞬間の気持ちを何と言えばよいのでしょうか、胸がいっぱいになり、ただ風景を見続けました。
「若葉の輝く頃・・」と高麗さんが詠まれる若光王様の詩は、全く新しい出会いであり、魂の衝撃でした。高麗さんの声、否、大いなる存在の声と先生の演奏はひとつであり、うねる荒波となって嘘に覆われたこの世の闇を打ち砕きながら押し寄せてきました。いつもは眼を閉じて聞かせて頂いているのですが、この日は眼を閉じていられず、前を見て姿勢を正し、無我夢中で体ごと荒波のうねりの只中に居ました。海を渡る高句麗人の慟哭、それでも生きる場を創るため東の地を目指す揺るがない意志、子孫のために生きた強く美しい魂は、確かに私の魂に受け継がれていることをしっかりと受けとめました。私の身体の細胞のひとつひとつが東の地を目指した時の荒波を知っている。そして今のこの瞬間瞬間、私は多くの高句麗人の魂と共に生きていることを自覚しました。
「ひとつ」「愛」・・今も心に残る高麗さんのお言葉がこれからを生きる指針です。
夜、家のベランダから眺めた満月は煌々と輝き、雲ひとつない夜空は澄み渡っていました。遠く風の吹き渡る音と虫の音の向こうに高麗笛の音が聞こえ、心が震えました。
高句麗は永遠。二日間とてつもなく尊くて美しく、聖なる経験をさせて頂きまして有り難うございます。
本日のWebサロンで、弘前に到着されて岩木山をかこうように大きな虹がかかっていた、と書いておられる方の書き込みを読ませて頂き、胸に涙滲みます。有り難うございました。

KEIKO KOMA Webサロン
NPO高麗 東北センターにて
KEIKO KOMA Webサロン
熱情第四弾
KEIKO KOMA Webサロン
大津市旧大津公会堂にて