風のホールから
コンサートが終わり外に出ると霧雨が降っていてとても気持ち良く、神様があらわれて浄めた後のような清々しさがありました。身も心も軽く昨夜は夜中に、目が覚めることなくぐっすり眠る事ができました。
第1部は1音1音が背骨を通って細部まであっという間に届いていきました。それが何度も何度も続き、その後下腹部に生命を宿したような感覚がありなんとも言えない幸せを感じました。
また、マケドニアの教会でのコンサートでの経験が出てきて、古い暗い教会がピアノの音で綺麗になり空間が変わった事を目の前で経験しました。外に出る雨上がりのように澄んだ空気と満天の星空に自由と希望を感じた事を思い出し、静かに涙流れ胸の内は明るく1部が終わりました。
第2部でも下腹部にある感覚はそのままで何かが産まれてくる兆しを感じました。まだ言葉にはなりませんが連日コンサートで出てくるような気がします。
先生のピアノの音に包まれて心地よく満天の星の輝き、宇宙の美しさ、日本の自然のやさしさを感じ幸せでした。日本に生まれて良かったと心から感謝しました。
本日は、先週に金木犀の香りで迎えられた府中の森でのコンサートです。いつも金木犀の大きな木が迎えてくれる府中の森はなつかしい感じがします。花は散っているかもしれませんね。本日もよろしくお願いします。
