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雪解けの香り…愛


2月に入り、朝起きると内面に春の足音が聴こえると同時に風が吹き、良い事がある兆しを運ぶように明るい光が胸に差し込んでくるのです。

三鷹公会堂での素晴らしいいだきしん先生のコンサートをありがとうございました。本当に生命が待ち望んでいたコンサートです。コンサートの一部では、雪解けの水が流れる音、流れる小川の水の香り…以前、高麗さんのお話から知った「桃花水」のように春の訪れを告げ、春へ向けて芽が生まれ始める準備をする自然の息吹を感じ、明るい未来へのひとあしずつをたどるような映像がずっと見えていました。雪解けの水を含んだ土の匂いまでして、長い冬から生命が春を望み、光が差し込む兆しを見るようで、内面では自由に未来へ未来へ向かう感覚でした。

アンコールでひいてくださったアリランに涙が止まらなくなりました。胸の内は涙にあふれ、会いたい人とあえる希望が叶う、日本海のような海の向こうに大陸を眺め、悲しみが愛に変わり、東アジアひとつにすると感じる光に出会い、コンサートは終演しました。はじめて出会うひかりでした。アリランの事を知らなかったので、ネット上で出ていることではありますが、少し調べると歴史や風土的な象徴の音楽で、白頭山も歌にある事をはじめて知りました。

ウクライナの方々の近くの席でしたが、第一部がはじまってブレイクの時にいらっしゃり、ご一緒できることがとても嬉しかったです。いらっしゃって安心しました。また、世界中の人たちとこの経験をしていきたいです。会場を出ると、澄んだ夜空に輝く月が美しく、今日の月も美しく輝き、微笑んでいるように見えます。

本日は、ビデオ講演会に参加させて戴きました。コンサートメッセージにありました「感性」ですが、何をもって「感性」というのか、高麗さんの今日のビデオ講演会で理解でき、分かっていたつもりになっていたことにも気づきました。「しなやか」という言葉について、争い、対立のない、問題解決を・・・というお話に、そうしてものを考え、為していきたいと感じました。また、9.11の時には身体が大変な痛みの中でも怯えてはいなかったけれど、怯えていたことが分かられたとのお話に、コロナのことでこの数年間、すっかり恐怖に脅かされ動きをとどまらせていて、頭まで働かなくなっていたことに気づき、コンサートの翌日ということで高麗さんのお話を聴いていくことで、経験が整理され、様々な制約から解放されていっていくのが分かりました。昨日のコンサートでも自解放され、春が来る幸福を生命いっぱいで享受し、これまでにない時を予感しています。

仕事でお世話になったある方が昨日、急逝されたことを今日知り、悲しくなりました。一度でなく、二度、三度…とご縁ある方には、コーヒーからのお渡しからでも気持ちの表現をしていこうと感じました。14日の三鷹でのコンサート、満席に向かい、動いていきます。

ありがとうございます。

 

 

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