迎賓館コンサート 御礼

初めて迎賓館コンサートにご招待して戴き、感謝よりありません。
迎賓館での先生の演奏は全身に響きわたり、駆け巡りました。ダイナミックで怒濤のようでありながら、一音一音がとても繊細で、丁寧で、優しく、一音一音に先生のお心が丁寧にのせられていることがわかり、私の心の最も繊細なところに一つ一つ、贈り物のように届けられているのを感じ、心は泣いていました。

自分の心臓をとても感じました。心臓を感じることは今まで無かったです。心臓とその周りを覆っていた何か不快なもの、息苦しいもの、重いのが取り払われて、心臓はとても楽になって、深く安堵し、伸び伸びと、深く深く息をし、 やっと自分になれて嬉しい…！と言って喜んでいました。私自身も、心臓を感じながら、こんなに楽に呼吸が出来て、自分のままで居られることに、心底から安堵し、感謝の気持ちが沸き起こりました。
コンサートの終盤には、先生が手をクロスさせて旋律を奏でる、心が震えてならない時が続き、ある瞬間、胸の裡からこらえきれないエネルギーが、嗚咽と慟哭となって次々と突き上げてきました。思わぬ反応に自ら驚き、気がつかないで、いったいどれほどのとてつもないエネルギーを抑え込んでいたのだろうかと分かり、自分自身にとても申し訳ない気持ちになりました。

演奏の合間の先生のお話は、お近くに居られる先生を前に緊張してしまいお話の内容が飛んでしまいました。それでも「持続する」というお言葉は心に残り、今の自分の直面している課題を乗り越えていける新しい、そして美しい豊かな力を確かに戴いたことは、この身体で分かりました。

演奏に全身を委ねきり、迎賓館は世界の中心であり、地球の臍にあたる場であり、特別な場所であること。先生はこの迎賓館から全世界へ向けていま発信されていることを全身で深く感じ、よく分かりました。そのような場に居させて戴けること、経験させて戴けることの計り知れない恵みに心から感謝いたします。そして経験させて戴いた自分は、今の自分に決して負けないで今の状況を乗り越え、日本のため、世界のためにお役にたてる人間にきっと成長していく熱い心に目覚めました。

高麗様、日本の建国記念日の日に、神聖な迎賓館のコンサートにご招待して戴きまして心よありがとうございました。深く感謝申し上げます。
そして、迎賓館までの行程を、車に分乗させていただき、分かりやすく案内をして下さった受講生の皆様、おかげさまで安心して初めてのコンサートに臨むことが出来ました。心よりありがとうございました。

本日はびわ湖ホールでのコンサートに参加させていただきます。びわ湖の畔にて、いったいどのような経験をさせていただけるのでしょうか…。
重なる恵みに心より感謝しまして、参加させていただきます。
ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。