KEIKO KOMA Webサロン

迎賓館コンサートにて


高麗さんから、今日のお清めコーヒーは神様とお聴きし、瞬間喜びに溢れました。実際に一口頂いただけで、ガツンと頭を殴られたかのようなパンチのある味は、すごいとしか言葉が出ませんでした。直後に舌が痺れ始める強烈さは、余計なことは言うなと言われたようで、今日の迎賓館コンサートのただならぬ気配を感じました。ピアノの第一音が体に飛び込んだ時、ビクッとする感覚はお祓いの音のように広がります。直接、先生の音をお聴きすることが、こんなにも体感が違うことに驚きます。ましてや迎賓館であれば尚更です。2月までは直接コンサートに行かせて頂いていましたが、3月は開演時間の前倒しにより、やむなくオンデマンドでの参加が増えました。然も、初代のいだきしんサウンドのアンプが壊れてしまった為に、PCからの音でしか拝聴できていませんでした。そこからお聴きする音に、いつしか慣れてしまっていたと気づき愕然としました。先生の音を何でお聴きするか、以前先生も仰っていましたが雲泥の差どころか別物でした。その威力たるや言葉にもなりません。体を通り抜ける世界に身を置き、何もかもが祓われていく世界に圧倒されながらも、研ぎ澄まされていきます。

休憩時間後に先生が「自分のことしか考えていない」と仰った言葉が、正にその通りのまま体に響きます。更に「難民支援なんてとんでもない」との言葉が、よく分かりませんでしたが、「自分たちが難民である」に続くお話が、大変ショックでありました。いえ、ショックなんて言葉では済まされない衝撃を受けました。大変深刻な時代に今いることすら分かっていないことが、初めて分かり申し訳ない限りです。お話の中で仰った「コンテナに気持ちを運び、分かる人が一人でもいれば、世界は変わる」と、東北の応用コースでお聴きし、更に改めてお聴きしながら、「では、自分はどうするのか」とずっと考えながら、後半を聴かせて頂きました。ただならぬ先生のピアノの音の世界が、どこまでも突き抜けていきます。この世界で生きていく術を身につけない限り、生きていけないのだと目が覚めました。途轍もない機会を与えて頂き、ありがとうございます。

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抹茶と白餡の大豆ケーキ 
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京都コンサートホールにて
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ラスト モルモラ 白いコーヒー