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詩:国語の力


国語の力

 

むしろそれは言葉の側から与えられる!――古田哲也『言葉の魂の哲学』

それとは「しっくりいく言い回しのこと」、「生成的に!」自分の意図を越えて!

 

大和の国は言霊の幸はふ国、言霊の八十のちまたに――万葉集以来の習俗の日本語

言葉と事実の区別は薄く、言葉そのものに治癒力や破壊力があるということ

 

なに「言葉」と付き合えば、素直に書き、率直に話し、外在化できれば

絶望せずに希望の方へ、不安や心配から意欲と再生の方へ進んでいけるよ

 

だが文芸クラブや構成的なカウンセリングや教養講座をのみ言っているのではない

ふと立ち止まって、自分の言葉遣いを見、あらためて言葉の可能性に気づくようなこと

 

さらに、言語一般ではなく、日本語の伝統と実績を踏まえ、気づきを養い

言葉に「声」を回復してやれば、「声」が「本音」を伝えることに気づけば!

 

たとえば、和歌は即興の掛け合いであり、朗詠されたもの、俳句も一座の制作だった

たとえば、「あおによし」という枕詞、「あすか」という地名の電波のような輝きが大事

 

読解力を深める従来の国語教育、ヒューマニズムの作文指導殻解放されて

自由で、絶対一回限りの、さらに時間を越えて、「いま・ここ」を言えれば

 

月夜の浜辺のカナリアのように歌を思い出し、本来の自分を取り戻し

引き籠りの孤立も解消し、認知症の混乱からも立ち直ることができるだろう

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