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言葉にすれば!


「僕たちが、何でもない日々の生活に耐えられるのは、それを語って聞かせる相手がいるからだった。/もし言葉にされることがなければ、この世界は、一瞬毎に失われるに任せて、あまりにも儚い。」(平野敬一郎『本心』)

通勤車中で読み始めた小説の文句が心を打つ。こうして書きこめる機会が、いまのわたしを支えている。今日も、旧知の人をたずねて、失望してしまった。苦しみにせよ、喜びにせよ、分かち合え、共感しあえてこそ、明日の力になるはず。しかし、かれは、とても他者の心を忖度する余裕を失い、交流の波に乗ろうとしなかった。三味線と民謡を教えてはいるがが、それこそ年寄りの趣味事でしかなかった。わざわざ会いに行って、ドッと疲れてしまった。それに反し、東京から、チケットは用意するから、明日のコンサートに来ないかと、電話くれた女性の親切はうれしかった。折角だけれど、期末試験前の学校は休めないと断ったが、「声掛け」は、やはりうれしい。いまは辛抱のとき、必ず「アントレ」にも復帰しようと思っている。ーーこうして書けば、元気が戻ってくる!

 

 

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マドリード ギャラリーより
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幻のコグリョカフエにて
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満開