KEIKO KOMA Webサロン

街角


前日に立っていた街角には人が溢れ 周囲には警官の人達も多数、デモ隊の爆竹の音が絶え間無く 雨上り快晴の大通り一角は作品展への道を塞ぐかのようでした。なので マドリード2日目は大通りと反対側の裏道で お客様を待つことにしました。肌寒い午後の小道。人はまばらでしたが 自分の着ているマーブリング正絹ジャケットが気になる方はたくさんいて、声を掛けると次々作品展にお越しくださいます。通りの向こうからこちらに近付くまで何度も目が合い ジャケットを指差して「このファッションは何?」と そわそわされていた、北京からいらした男性。カリフォルニア出身でマドリードで働く若い女性。ビューティフル…とジャケットに目を奪われたように近寄っていらした方、夕方 息子さんを迎えに来た途中と仰る フィリピン女性…他 多様な国籍、年代の方が衣裳に反応され、このマーブリング衣裳は 正に高麗さん仰る「世界を一つの国とする」装いなのだな、と実感。作品展閉会まで、外は暗くなっても いらっしゃる人は続きました。それにしても ご案内し反応された方の笑顔は一様に光りますが、街を歩く多くの人の表情は暗く「スペイン」に勝手に描いていたイメージとは違うものでした。暑い季節に訪ねたらこの方たち、明るいのだろうか?と、常に薄曇りの ジャームッシュ映画の登場人物達にあまりに似ていて 思い浮かべてしまいました。閉会後の夕食時、高麗さんが 作品展にいらした方の殆ど 内面明るい方はいなかった、と仰り、その後 いだきしん先生が話してくださった御話から、IDAKIでずっと伝えてくださっている 内面性を開くことこそが世界を救済する道であること、改め痛いほどわかりました。実際 痛く腫れた足が先生の御話で楽になり、その後の 高麗さんのビデオ講演会時にはだいぶ解れ 本当にありがたかったです。今日、作品展 最終日。そして魂 待望の いだきしん先生コンサート、開催ありがとうございます。悔いなく務めます。
岩村ゆかり

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結工房にて
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結工房より:新五女山
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