KEIKO KOMA Webサロン

蒼い風ひとつ


府中でのコンサート第1部「理趣」

「理趣経の「理趣」です。理趣経は、人間存在を丸ごと肯定する人間賛歌の聖典と云われています。「理趣」とは、物の道理や教え、修行、正しいことへのすじみち、という意味です。理趣経そのものをコンサートではできませんが、正しいことや道理はこの命の内にしっかりあります。なかなか教えられているだけでは気づかないこの命の内面的な正しいこと、道理です。人間存在を全面的に肯定した理趣経の教えの「理趣」という本日のテーマをもとに先に進む幸せを共にありたいと願います。」

最初からただならぬ存在が現れ、大地と天を一つにしながら、一つとなった円がどんどん拡大する勢いと凄まじいエネルギーに、一体何が起こっているのか、先生に働いておられる存在はどなた様か、どこの神様か、そして先生は何を表現なさっているのか。。。と初めての体感と初めて見る光景、初めて聴く音に狼狽する自分を自覚し、ただひたすらにわかりたいと望みました。目を閉じると、自分の内面がどんどん広がり、上昇し続け、異次元に飛翔します。このただならぬエネルギーは飛躍、飛翔の経験をさせていただいていることだけは間違いないとわかりました。内面に炎が燃え盛っている光景が見えました。大日如来と言葉になる光景が見えました。私には今まで縁のなかった言葉が内から生まれるとは驚きました。一部が終わった時、体の内の不浄なるものや、歪みを燃やし尽くしてくださったようでとても清々しく爽やかでスッキリとしていました。

第2部「清浄なる愛」

「清浄」とは清らかで汚れとか穢れがないことを一般的にはいいます。そもそも穢れたり汚れたりする愛ということが成立しないでしょう。不幸なことに、最も真っ当なことが秘密裡にあります。余計な汚れ、穢れを生命体から取り除いてはじめて秘密のように隠されていた本来の愛が浮き出てきます。現象としてあらわれる美しい愛です。」

一部の時から現れていた症状を気にはしていたのですが、2部になると、露わに現れました。大切なメッセージを詠ませていただく時は全神経を集中しますが、今日は不思議な反応がありました。その状態が演奏をお聴きしていると露わになったのです。頭の中で目の前のことと、それ以外のことを同時に思う感じなのです。目に見えない世界が見えるので、見える世界と見えない世界を同時に見えている時のような状態でした。それ以外のことを見ている時は妄想であったり勝手に頭の中だけで思い描いているのかと考えることもありますが、今日は妄想でもなく事実であるということがはっきりとわかる経験でした。もう一つ頭の中では、蒼い草原を馬に乗って走っていました。蒼い風一つに心地良いことこの上ないのです。どこまでも走っていける体感です。この体感はモンゴルの大草原で生まれてはじめて馬に乗った時が蘇る体感です。風一つに空間とひとつに心地よく、なんでもできる力が生まれてきました。その時に生まれた本音は「私は世界を駆ける」です。今日も世界を駆けることは当然のこととなっていました。そして今日は、世界を制覇という言葉になります。勿論、どのような意味であるかは、通常使われている意味ではなく、愛によって世界がひとつになることであり、人間が真の人間としての人生を生きていける世界を作ることとはわかっていますが言葉は世界制覇です。ずっと駆け抜けていきたい気持ちで心地よいままにコンサートが終わりました。なんでもできる気概と力が溢れてきました。終わった後は爽快で、子供みたいに無邪気な笑いが込み上げてきました。帰路、仲間のクマ号車が目の前を走っていました。窓を開け、手を振っているので、私も窓を開け手を振りました。途中、信号待ちで車が真横に並ぶと、窓が全開となっていました。クマだけではなくお猿さんと狐とアザラシが満面の笑みを讃え、吠えているか鳴いているかわからない大声で喜んでいました。私は、4匹も乗っているの、と言うと、これ以上笑えないのではと感じる程の満面の笑みで皆笑っているのです。泣いているようにも見える笑顔に見え、私もお腹の底から笑いがこみ上げ、次第に涙滲み始め、いだきで出会った人は身内以上に親しいことに喜びと感謝で一杯となりました。人生は親が亡くなるというこれ以上悲しいことはないという経験もし、人との別れもあり、怒りもあり苦しみもあり、困難もあり色々ありますが、いだきで生きる仲間はそれこそ愛の連帯があるので、今後何があっても皆で力を合わせ生き、それこそ人類全体が生きていける世界をも作っていけるのだと見えた瞬間、涙こみ上げました。先生がその気で生きておられるのです。先生に出会い、このように生で先生の即興演奏をお聴きできる私達なのです。人類全体が生きていける世界を作ろうと生命賭けてコンサートをしてくださっている先生を目の前にし、ただ座っている訳にはいかないのだと感じます。内面は炎が燃え盛り、体は大草原を馬に乗って走っていたかのような体感です。この動きが私らしく最高と感じました。今も尚、大草原に吹く風を感じています。

家に帰ると、廊下がキラキラで更に嬉しくなりました。仲間に手伝っていただき、模様替えをしたのです。私が心模様を描いたアクリルの棚にカチューシャ、ネックレスを入れたのです。透明なアクリルですので、中がそのまま見え、お花畑のようでとても楽しい光景です。これからはどんどん動きたい気持ちで模様替えをしたのです。素早く動き、綺麗に生きていきたい気持ちで変えたことがこんなにも嬉しく力が湧いてくるとは嬉しい驚きです。今日となりましたが、三鷹でのコンサートも是非最優先しご参加いただけますことを願います。ありがとうございます。

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比叡山へ向かう道中にて
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比叡山工房にて-1
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マドリード ギャラリー展示会場より