自然の息吹
今日も午前中、学校の同僚と六甲南面の山歩きに出かける。渓流登りあり、尾根伝いの道あり、展望のきく下りありで、3時間で、とても良い気晴らしになる。最近は登山も「蜜」につながるから自粛せよとのことだが、このコースは、秘密の道で、だれも通らない。安心して、山の気分を味わえ、英気を養える。このところ一週間おきくらいに5回もここを歩いている。季節の推移がよく分かり、今日は木々の新緑が特に美しかった。まだ風は冷たく、日の光も夏ほどではないが、木の間越しの青空は、光とともに宇宙からのメッセージを運んでくる。「懐かしい風が吹く」という高麗先生の詩句が浮かぶ。心の中が現われて、「闇」のようなものは消えていく。この気持ちさえあれば、生きていけるとさえ思う。
午後、結局PCを買えない「現実」にぶつかり、コロナ禍の不安と金の心配が黒い雲のように押しかかってきたが、それは自分が間違った目論見をしたのを何者かが止めてくれたのだと思い直し、あまりその闇に付きあわないで、できることをやっていくしかないと、強い気持ちを持ち直すことが出来た。それは午前中の自然の息吹に触れたからだと思っている。