KEIKO KOMA Webサロン

自分を超えた存在と共に


いだき講座を受けてからずっとお聞きしてきた疎外をテーマに演奏してくださった三鷹コンサートの第一部でした。辞書で引いてみるとヘーゲルの用語として幾つか意味が載っています。疎外とはどういうことなのか簡単に言えることではないけれど、先生の音空間に身を置くと大地が耕されるように内面ほぐれ、空間と一つにある生命を経験し、生命の次元と感じるあらゆる生命一つに繫がる世界を感じます。空間に働く人間を超えた大きな存在とも一つです。このような生命の状態でなければ、孤立して孤独でとても生きられないと感じます。自分を超えた存在と共になければ自分も見出せず、他者とも繋がれない人間の生命であることを今はわかります。
第二部では愛は大地からも湧き上がることは考えたことのないことでした。言葉になるのは一つずつで、言葉になったそれ以外はないかのようになっていく頭の不自由なことに気づき、自分が認識しているのは一部と理解するだけでも自由になっていきます。ホールの床がこんなに振動していたことに初めて気づき、終盤には全方向から働きかけてくださる力に包まれました。
昨日から内がとても静かです。幸せとか喜びとかそういう言葉でもない、静かな感じです。どういうことなのかまだわからずにいますが、新しく経験する状態を受け止めます。内面動き変わっていくと簡単に言葉にしてしまっていますが、途轍もない経験させていただいています日々をありがとうございます。

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マドリード展示会場より
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仙台高麗屋にて-1
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比叡山 お茶室にて