素のままの光 素のままの音
聖なる地三鷹でのコンサート、向かう道中から心が躍動していくのがわかりました。コンサートが始まる前から胸が開き、会場に溶け込んでしまったかのようになっていました。演奏が始まるとどこまでも真っ白い世界、光のただ中にありました。
第一部の途中退出のあとの演奏が再開されると、大きな波のようなうねりが何度も会場中を行き来し、ダイナミックに動く空間の迫力に圧倒されました。真っ白な光の世界、純化したエネルギーそのものの時のない世界、微振動する本来の存在を感じ、器である体を了解しました。いのちといのちがひとつにものすごい熱量と迫力で、新しい世界、光の波がひろがる体感でした。
驚愕のどりーむホールでのコンサート、初めてここの会場の音を聴いたように感じています。クリアに響く音、素のままである音、呼応する体のひろがり、エネルギーが凄すぎて何度も立ち上がって拍手をするのを押しとどめていました。
今回の2日間はあたまがテーマのコンサートメッセージでしたが、冴え冴えとした中で言葉が涌いてきて音と一体化する瞬間が何度かありました。独り言を言っている感じでした。問題は覚えていられないことですが、湧いてくる言葉があまりに自然で、でも私はこんな事を感じているのだと思考がそこに入るとまた外れてしまうので流れていくに任せるよりありませんでした。
あまりに凄い2日間の経験、透けるような時代、何もかもはっきりする時代に自分も曖昧さをなくす時であることを感じてなりませんでした。貴重な2日間の経験をありがとうございました。