神話、伝説、豊かな現実。

「年齢とともに豊かに生きられるのが人間」ということを随分前からいだきしん先生から学んできました。雨降る中を屋久杉に向かう道すがらでそのお言葉をお聞きし、実際に屋久杉に出逢いその豊かな姿に納得して帰ったのがもう３０年ほど前のことです。

思えば自分自身はつまらないことを気にかけ自ら苦労ばかり背負っていた少年期、青年期を過ごしていました。人生は自分で創るものだということだけは不思議と子どもの頃からわかっていたものの、どうすれば良いかがわからぬまま悶々としていました。先生との出逢いで人生は激変しました。

30年ほど前の講座で人生を100年として自分だけでなく身近な人のことも考えて人生設計を考えることを教えていただき、その時に自分で描いた人生はやはりあの時に見えていた「今」なのだとわかります。未来に向かうということは「今、自分の中にある」ことをやり続けることで、持続可能であり、全般的に年々豊かになっていく理由でもあります。振り返るとずっと自分の中にあることをやり続けてきましたが、先生、高麗さんとの出逢いの前と違うのは自分の中にお二人を通して様々な存在が共にあることです。幻想ではなく、神話であり、伝説である大いなる存在共にある現実です。未来は今にあり、今を生きることが確実に未来に向かうこととわかります。

愛の真っ只中にあっても気づかないでいることがあることを、はっきりとわかっておられる先生から教えていただくとそのような状態にある自分をわかっていけるのです。それは依存ではなく自分自身でやり続けてきてわかってきているから、素直に受け入れられます。また、究極的には自分にしかわからない自分のからだの隅々のことまでを自分でわかってくると病は無く、頭と首以下の身体が一つに繋がり健康体に近づいていくことが実感できます。創造的になり、健康なからだになり、真の自律がはじまる予感があります。

内面が豊かになると環境は豊かになり付き合う人たちも変わり、「幻想」がベースだった事業に生命が吹き込まれ、実体ある「現実」に礎ができ、取り組む事業全体が改善していきます。もちろんこのような動きになってきたのは いだきしん先生のおはたらきを直接受けられる機会があってこそのことです。いつも心よりありがとうございます。
本日のコンサートもどうぞよろしくお願いいたします。