生きる

冒頭、懐かしい映像と輝く女性たちの笑顔に歌声が重なり、一気に光溢れる空間となりました。思わず私も笑顔になります。と同時に、今は無いことに気づきました。形は無くなれども、決して無くすことはできないもの。これ以上理不尽なことで奪ってはならないと胸が熱くなる、高句麗伝説の始まりです。

先生の太鼓と共に現る日本の神々の存在を、目の当たりに見ました。共に生きてきたすさまじいエネルギーをもつ日本の、日本人の姿は想像すらできませんでした。神話が生きる世界、躍動感の爆発の中、先生がずっと仰っていた日本の神々を全身で経験できるとは思ってもいなかったと書こうとし、いやいや講座で明言されたではないかと気づき、恐れ入りました。私の中で今まで、どこかかなしみのある高句麗伝説でした。それは歴史からくるかなしみだったのでしょうか。今はまるで違う、生きる高句麗伝説です。日本の神々、宇宙、高句麗と融合した世界、生まれ変わる歴史。途轍もない瞬間瞬間の連続です。日本の神様も高句麗の王様も、お姫様も実際に生きた方たちでいらっしゃいます。魂総動員の意味がやっとわかりました。この舞台を創り上げてくださっているのは、お一人お一人、全員が創り上げる舞台であると、今回程分かったことはありません。生きる、生き続ける、そして活きる、活かす希望となります。ありがとうございます。