KEIKO KOMA Webサロン

生きるちから


乗り越えるとは、一番触れたくない辛いことをもう一度自分で掘り起こして、真正面から向き合うことなのだと実感しました。弁護士を通して交渉している案件は、案の定の展開となりました。表向きな計算式で、なぜ私がその落としどころで引き下がらなくてはならないのかと率直に弁護士に伝えると、改めて私への質問がきました。それは、思い出すと同時に辛い作業でした。治った傷をもう一度、自分で切り開くようでした。決着をつけるとは、こういうことなのかと弁護士を通して学ぶ昨日でした。納得できるまでやると決めたのだと、心新たに強く思う今です。

東日本大震災の起こった日である3月11日、コンサートをありがとうございます。見上げた満月があまりにも綺麗で、その綺麗さに何かついていけない、何ともいえない虚無感がありました。体調が回復しきれていないばかりではないと、コンサートが近づくにつれて感じていました。先生のピアノは、「何を惑うか、しっかり生きよ」と、一つ一つの音が細胞に入るかのように立ち上がるものがあります。根底から立ち上がる、いのちのちからです。何もかもをそのまま受容してくださる、先生にしかできない世界から生まれるもの。生きるちからは愛なのだと涙がこみあげます。ありがとうございます。

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比叡平より
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高麗恵子ギャラリーにて
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盛岡にて