現存在であること

長時間に渡るジェンダー講座をありがとうございました。存在論は今年に入るまであまり参加したことがなく、今年はじめの存在論で可能態や無人のお話を聞いて、とても興味が湧きました。その存在論をベースにお話しくださるジェンダーの一日はとても密度が濃い経験でした。

いだき講座を受けて10年以上経ち、ある時からだんだんと自分がはっきりしていくのを感じていました。自分が濃くなる感じですが、そうすると自分と違和するものもはっきり感じるようになり、何が必要かどこに向かうかもはっきりしてきて、男女に限らず関係性もはっきりとしてくることに気が付いていました。今までは自分があいまいだったので、ぼやけた中で関係をつくれたのですが、はっきりしてくるといかに自分をごまかしているかがわかり愕然としました。そして同時に同じ方向に向かっている人との出会いが起き、たくさんの歓びとエネルギーの交換にどんどん元気になる自分を明らかに感じました。特に少人数ジェンダーであった時代に、その翌日にあったヤマハコンサートで感じた下から頭に突き抜けるような熱く感電するようなエネルギーを体感した時に、この激しいエネルギーが男女の関係性の源ならば半端にしたら大変なことになると感じました。

また向かう先もはっきりすることで、出会いだけではなく問題や課題もはっきりするのでやることがはっきりし数も増え、無駄を省くことをしなければならなくなりました。以前、先生がお話下さった“真の時間”で生きることが答えと感じ、ハイデガーが「存在と時間」という著書でこの二つを同列にタイトルにもってきた意味もそこにあるのかもしれないと感じました。

今日は3日間の最終のアントレがあり、社会で自分を実現できる礎となる貴重な講座に今から心躍ります。本日もよろしくお願いいたします。