洗練された美しさ
三鷹のコンサート、場は離れていても香る風が体内を吹き抜け、香りに包まれ満ちた世界を感じていました。アンコールでは汗がにじみ 会場での体感 さながらであることに驚きました。
ドラマチックな、そうでありながら 繊細な音色、あまりにも透明で美しい水色の世界。人と人が争うことの虚しさが 浮き彫りになってくるような不思議な悲しみが染み込んでくるようでした。まとわりつかれるような腰の重さは 少しずつ開放され、自分の体を徐々に取り戻していきました。
第一部のタイトルは初めて聞く言葉で、存在とはいのちのちからであることに気付きます。存在者のうちに在る神とも通じる力、宇宙を内包する生命の源、そのように感じてなりませんでした。貴重な経験をありがとうございました。