KEIKO KOMA Webサロン

氷の海


日本に帰ってきても、ロシアの大地が心にあり、哀愁を帯びたロマンを感じる大地が愛おしく感じます。氷った海の真白い海原の美しいことが心に輝き続けています。今まで色々な国に行かせていただきましたが、ウラジオストクは、過去に行った海外の何処とも違うところでした。到着した時から、不思議なところに来たと感じていました。先生ともお話していたのですが、ロシアの人は今の日本人にはなくなってしまった人間性があります。心を感じます。心触れ合う時、雄大な大地に吹く風を感じ、歴史のロマンに心を馳せます。

サウンドシステムから先生の音が流れるだけで、すぐに反応し、内面も変わり、場も変わり、空気までも変わるのです。昨日も書かせていただきましたが、開口一番に「ここに来たら自分が生きる世界と感じるでしょう」との一言にも感動します。一生懸命話してもなかなか通じなかった日本での活動を思うと、すぐに反応し、存在あらわる人たちと共に活動したい気持ちが生まれます。帰国後に、すぐに、名誉ピアニストが歓迎の意を表してくださり、「琵琶湖就航の歌」を演奏してくださった場面からはじまり、先生の即興演奏に触発され即興演奏をされた場面のビデオを見てみました。もう一度お聴きしたかったのです。先生の演奏を聴かれてからの即興演奏をされるそのお姿は存在あらわれ、別の人と変わっていました。先生のはたらき、存在がわかるその御方の変わりように、感動します。そのお姿は神々しく、存在あらわる時、誰も傷つけることも犯すこともできないとおっしゃる先生のお言葉が深くわかります。先生の演奏は何度も武者震いが起こります。広い大陸の大地に吹く歴史のロマンを表す風のように感じ、人間の生きてきた歴史を感じ、悲しみ、愛を感じ、深く感動します。すでに10月10日のコンサートに心馳せています。

カフェのテナント候補地にて、先生のサウンドを聴いた瞬間の大変化から同胞と名乗る人ばかりとなった展開にも大変驚き、このように生きていけるのが人間であるなら人間とはなんて神秘的で素晴らしい存在でしょうかと人間とし生まれ、生きていることに深く感謝あふれる経験をさせていただきました。

帰路の機内にて日本の現状について書かれている本を読むと、自分の感覚も非人間的になっていくことを経験し、いかに日本が危機にあるかを悲しいですが他の角度から見えてしまいました。やはり人間であること、心豊かに通い合い、皆が生きていけるように生きていくことが何より必要と感じ、いだき講座、コンサートの開催より私には解決も希望も見出していけないことを身にしみました。

帰国後も、いかに、いだき講座が人間に必要であるかを身にしみる経験をし、先生の一貫した生き方なくしては、人が助かることもなく、日本も未来はないと甚く感じました。社会の狂いに嵌ってしまっては、人間ではなくなります。日本の現状を見、分析し、統計を取り、正確に認識することは大切ですが、それを行なっている人が非人間的では、何の解決があるのだろうかと疑問に感じてしまい、なんとしても人間であることを取り戻していく経験の機会となるコンサートをたくさん開催していくより、未来はないと見えました。

久しぶりに日本を離れて良かったと感じています。ウラジオストクにてお会いする様々な国の方々、ホテルや道ですれ違うだけでもたくさんの国の方々に触れ、人間であること、心触れ合うことで人間が生きていける存在であると改めて確認でき、心豊かな時を過ごせましたことは大変ありがたいことでありました。以前、当時のタンザニア大使とお話していた時に、先祖高句麗は何処にあった国かと尋ねられ、現在では中国、北朝鮮、韓国にまたがり。。。といつものフレーズでお伝えすると、先祖もインターナショナルなので、私が世界の平和を考えて活動しているのだと大笑いしていました。この度、ウラジオストクにてこのことを考えていました。大陸に居ると、私の生命は躍動し、とても懐かしさを感じます。この度はさまざまな人に触れることを生命は喜んでいることを自覚できました。民族、言語、宗教、生活習慣の違いはあっても、人間は人間であるということを改めて感じ、世界共通語であります音楽により人間とは何かの答えを表現してくださる、先生の即興演奏こそが世界平和を実現していくということもよく見えました。イランでも厳格なイスラム教徒で要職にある方が、ペルセポロスでの先生のコンサート後には一人の人間とし心通い合い、コンサート前は女性である私には挨拶もしなかった方でしたが、コンサート後は心通い合い笑顔を交わしました。ただそれだけで幸せを感じました。コンサートで経験する愛が人間の原点であり要であるとは、この度の旅でもよくわかり、平和への道を作るために邁進したいと考えます。全てにおいて、極寒のウラジオストクに行けましたことはおおいなるはたらきかけと感謝します。春を待たずに行けたことは本当に良かったと胸撫で下ろします。胸の内に輝き続ける凍った海の光景は、なんとも愛おしく、懐かしくもあり、未来を見ているようでもあり、新しい人生の行方を見た光景とし心に刻まれています。ありがとうございます。

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十二月最後の結工房先生焙煎第一弾ハンベラ
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いだき京都事務所にて
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