歩いてみたら！

「ちゃんと歩くことが出来るとネガティブ思考から脱出出来ます。」――いだきしんコンサートメッセージ（2018.7.17.）昨夜、CDを聞きながら寝て、今朝このメッセージに改めて感激した。ともすれば、「ネガティブ思考」に捉まってしまうのを、なんとかしなきゃあと思っていたところなので。そう言えば、このところ歩いていなかった。暑さや雨を口実にスクーターで行き来していた。で、今日は学校の帰り、大阪の上本町界隈を友人とかなり遠回りして歩いて帰った。確かに気持ちは上向きになった。
どうしても「やる気スイッチ」の入らない受験生がいて、「もう間に合わない。」「もう死にたい。」などと言ってばかりいる。いくら教えても、自宅に帰ると、勉強したくなり、落ち込むようなことばかりが去来して夜も寝られないとか。で、早速、「少し散歩したらどうか」と言ってやる。ほんとうは親にも言えない「悩み」を抱えていて、いくら自分を奮い立たせようと思ってもだめらしい。（親は息子が怠けているとしか思っていない。）どうしたら「ネガティブ思考」から脱出させられるか、わたしまで悩んでしまう。「歩く」「書く」「話す」が大事なポイントであることは、身にしみてわかっている。かれは、山上の高級住宅街にいて、親が送り迎えしている。バスを使って、停留所から２０分歩けばいいじゃないか、と言うと、「バス代の方が高くつくので……。」云々と答えた。コリャだめだと思ったが、ここで引けないと思って諄々と説く。やっと、「夜の散歩に行きます。」と答えて帰った。果たして歩いてくれるだろうか。