KEIKO KOMA Webサロン

桜なかりせば・・・


今朝、盛岡から仙台へ向かいました。高速バスの窓から見える山々や川沿いに咲き広がる桜に心が引き寄せられました。曇り空ではありましたが薄いピンクの花々が柔らかく広がります。「桜なかりせば・・」このような粋な歌を詠まれた在原業平さん、生きておられて、もし、いだきしん先生のピアノを聞かれたら・・、どのような歌を詠まれたのでしょう?・・と想像しながら昨日の講座の充実した時が蘇りました。

先生の奥様の晴美さんとは高麗さんに同行してお邪魔した弘前のご自宅や車で案内いただいた鯵ヶ沢や奥入瀬など青森県独特の大地の中で、先生と晴美さんご夫婦のお姿はハッキリと身の裡に焼き付いています。存在論でヤスパースの実存開明について少し話していただきましたが、「実存的交わり、超越者との交わりを経て自分自身に出会う」ことが難解な言葉で書かれていますが、意外と今の自分にはわかりやすく入ってきます。

実は少し前からたまたまヤスパースを読んでみようとしていたタイミングで、昨日は先生の存在論の自然な流れにひらりと乗ったように感じていました。そしてヤスパースが表現した実存的交わりや超越者との交わりということは、私には先生と晴美さんお二人のお姿であり、高麗さんとご一緒させていただいたあの時の経験が実存を理解するとても貴重な手がかりになっているとあらためて気づき、心より感謝いたします。

桜なかりせば・・・、明日の先生のコンサートは全身を澄まして聞かせていただきます。いつも尊い経験の場をありがとうございます。

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三鷹市公会堂 光のホールにて
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新しい生命エネルギーにふれ
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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて