果てしない空間

盛岡でのコンサート、ここでより経験できない大きな懐に抱かれるような優しさをありがとうございました。

枯れ木に水が注がれるように深い響きが体に届き、涙が溢れる第一部でした。まっすぐに天へと向かう木々たちのように迷いなく前に進みたいと感じ、エネルギーがどんどん満ちていくように感じました。内から言葉沸き起こり、言葉も涙も溢れる不思議な感覚でした。激しい音の波が内に秘める火山のマグマのようで、コンサート前日にお聞きしたゾロアスターの火と水をふと思い出しました。

第二部では内に宇宙を感じ、渦を巻く宇宙のなにもない拡がりを感じていました。ただただ何かに抱かれるような満ちる心に、囚われたものから開放されるようなさらなる拡がりを感じました。人間の心は宇宙より広いとお聞きした言葉を思い出し、ここで生きたいと、ここでなら人と人が共に生きられると厳しい砂漠の中のオアシスを見つけたように感じました。やはりたくさんの人とこの銀河鉄道を経験出来たらと感じてなりませんでした。

東北についてすぐにカフェで隣に座っていたご高齢の女性の落とした本を拾ってお返ししたら、帰りにご自分の作られたものをプレゼント下さり、小さな作品から暖かいぬくもりを感じました。東北の方の暖かさと重なり、この暖かさを守りたいと幸せを願う気持ちが生まれました。今後はどう活かすかです。満ちる愛の経験をありがとうございました。