KEIKO KOMA Webサロン

東北に向かう心


東日本大震災のことを読んだり調べているとあまりにも知らなかったことが多いことにあらためて気づきます。今年の3月が被災10年だったので、一時的にマスコミに出ましたが、もうすっかり鳴りを潜めました。10年を機に東北キャンペーンのポスター等を鉄道駅などでチラチラ見ますが、多くは観光キャンペーンで、震災と津波によって約1万6,000人もの方が亡くなり、いまだに行方不明の方々が2500人余りおられるこの10年に関してはよほど注意深く情報を求めていかないと触れることは無いのが現状です。津波によって突然失われた多くの命、行方不明者の方々に関して地道に調査、研究、支援活動をされている方々はいます。そういう方々にいだきしん先生の存在、高麗さんの活動をお伝えしたいと考えます。

5月末に初めて参加させていただいた東北を語る会で、いだきしん先生と高麗さんがやってこられた49回のコンサート、結工房建設、焙煎工場、カフェ高麗屋オープン、NPO高麗東北センター開設、仙台高麗屋オープンの経緯や現状などを色々とお聞きしました。私自身は大震災当時は九州に張り付いていて、東北では何もお手伝いしなかったことをお詫びしてのスタートでした。自分たちが実際に住んで新しい村や地域を創っていくという真に自発的で創造的な先生の復興構想は、その後相次いだ九州や西日本、最近の熱海など日本各地、また世界のモデルになると確信します。津波による塩害から塩づくりに発想を転換し、石巻港からスペイン貿易に向かった伊達政宗や遠野物語の世界を世に出した民俗学の柳田国男、そして銀河鉄道の宮沢賢治などの先人にも学びながら東北の大地に足を踏み入れます。東北の地に永遠に消えない希望の光を求めて。ありがとうございます。

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三鷹市公会堂 光のホールにて
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内面が取り巻く環境をつくります。
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東京高麗屋にて