KEIKO KOMA Webサロン

杜の精


美しい緑の土地。

清らかな自然の美しさ。

それらとはまったく異なる、どこを真似したのか知らないけれど狂気の街。土地の内側の清らかさと外側に造られたコンクリートの構造があまりに切り離されている印象に感じる嫌な歴史。いきり立つ「自然と切り離された街」をなんとか通り抜け会場へ。

ブレイクまでの間に厚い大きくて知的な雲が降りてきて苦しさと一つになり溶かしてくれた。

美しい女性が現れた。女性は義腕、義足。肩から手までと、足の付け根から足先までが無い。でも毎日生活している。まるでこの街みたいな女性。腕も脚ももがれてしまっても、美しい命だけで生きている。しかし誰がこんな酷いことを。酷いですね。その土地の命を活かさずに埋め立てるように街をつくることは、美しい女性の手脚をもぐのと同じ。それも、そのことに気付きもせずに、どんどん街を厚塗りしていったんでしょう。酷い、酷すぎる。ほんといやだ。地割れが起き大地から太い木が一気にそれはそれは力強く天まで伸びていく中、女性はふっと消え光になった。次に背中に羽を生やし、飛んで生き生きと輝きスイスイと自在に動き回った。こんなにも美しい女性が手脚をもがれることで造られた街はやっぱりおかしい。悲しい。でも先生のコンサートで自由になって良かった。

一部の途中で目を開けると、最初よりクッキリと舞台上の先生と、先生のお着物とピアノが見える。空間がキレイになっている。先生のお着物の黒と赤の模様みたいな音だ。

 

二部、天から降る雨が土地を癒す。愛が降ってくる。大地の美しさを生かした街造りが必要なんだなと思う。鳥がさえずり、たしかに「はじまり」という感じもしますね、と思う。また、先生のお着物にピッタリ合った清らかな音だ。これだけ美しくて軽やかで新しい世界ならば生きていける。なんだかもっとたくさん色々と感じたのですが忘れてしまった。我々一人一人が資質を活かした祭祀になれたら、街は良くなりますね。ありがとうございます。

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輝く木々の緑に目を見張ります
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レバノンより
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迎賓館にて