本を読んでいて感じたこと

　皆がそれぞれ弓を作り狩りに出かけるより、弓を作るのが大好きで早くて得意な人は弓づくりに専念し弓と獲物を交換する、というのがある。内面綺麗な状態で自分の欲求を展開することが、すなわち自分を生かすことであり人間として生きることとわかる。
　愛することを通して愛されるように生きていない人は不幸であるというのがある。元来女性のからだは幸せを知っていて、男性は女性から学ぶよりない。従って、女性が幸せになっていくようにしてはじめて男性は経験的に幸せがわかり、この自分の命と相手の命がひとつになる一体感こそが愛とわかる。
　精神が自分についての知の形式を生み出す運動は労働であるというのがある。なぜかこれは、人間を深堀すること（いだき）こそ真のはたらき（人間）であるというように感じてなりません。