未来を拓く美

一昨日のアントレプレヌールサロンをありがとうございました。

社会構造の急変に伴い地球の未来を拓くための新たなマーケットが出現しつつあると感じました。同マーケットで継続して成長するため、起業家は、社会構造や技術ポテンシャルを見極めるとともに、無駄を省くリーンスタートアップを実践する能力を身につける必要があると理解しました。一方で、優しさや美しさを含む、日本の伝統的な技術や文化には、世界で通用するだけの大きな可能性が秘められており、日本人の精神文化や技術を掘り出す今の時代に即した形に改善を施すアプローチに共感しました。これは日本の自然が豊かで美しく、その中で育まれた精神や伝統工芸や建築等の技術は、世界でも独特で優れ人々を魅了する力があり、現在のインバウンドの国内への流れなどがそれを物語ると感じるからです。また、パスポートのお話しからは、今後、ますます国内外で多国籍化が進むことが予想される中、海外でビジネスを展開するうえで、日本人としての国際的な信用がビジネスの推進に大きく寄与するものと理解しました。

リーンスタートアップのお話しに関連し、ビションが創業者間で完全に一致していることがだいじであり、さらに、先が拓くないことが無駄であるという考え方に共感しました。そして、いだきが、アートを実現しようとしている、というお話しからは、美しさを追求することが商売においても成功の大きな要素であると感じました。さらに、地球を受け入れ、地球の中でちゃんとした生き方を実現するというお話しからは、全生命圏における人間の位置付けや役割を無視しては、100年間ビジネスを持続することは難しい時代に入りつつあることを感じました。

以上から、全生命圏を踏まえた自然環境の保護など、現時点では資本主義の市場では価値がなかなか評価がされにくい事業でも、ビジョンが先を拓くものである限りにおいては、手段と工夫によっては持続できる可能性があり、さらにアートという要素が先を拓く可能性を秘めているのではないかと感じました。

ありがとうございます。