KEIKO KOMA Webサロン

日本の文化


わびさび、から始まった演奏は、一音が柔らかく美しく、響きが上まで広がっていました。侘び寂びの文化を持つ日本人を改めて想います。ピアノの一音一音を聴いていると、ある光景が広がりました。何十年も前、私が小学生の時に時間があると通っていた地元の博物館には、かつての殿様の庭園がありました。縁側から眺める日本庭園と匂いはどこか懐かしく、夏の風が心地よく吹いていました。小学生でしたので侘び寂びを考えたことはありませんが、なんとも言えない日本の文化を肌で感じ、美しい庭園、つくり、そこに飾られているお茶碗やお皿、全てが好きでした。
そして『もう一度、日本の文化の優れている幾年も経つことによって豊かになる、あるいは言葉に表せない美しくなることを感じ、考えてみましょう』とのアナウンスに、コロナ禍で忘れかけていた事を改めて考えました。こういう時代になっているからこそ、日本の文化が改めて見直し、豊かとは何かを考えるいい機会と感じます。お金や物に翻弄された時代の崩壊が始まっているからこそ、必要なのかもしれません。
着物の一つ、帯一つ、草履ひとつ、かんざし一つ、着物の着方一つ、立ち振る舞い一つその人を現し、精神を表していると、改めて思い出しました。静かな先生の姿が物語っていましまた。日本人の文化、精神を表して頂きありがとうございました。本日の三鷹コンサートも何卒よろしくお願いします。ありがとうございます。

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