KEIKO KOMA Webサロン

見えない世界、見える世界


母は元気ですが、認知症もあるし足元が弱くなったので転倒の心配があるとかで今までいた高齢者マンションからケアハウスに移転しました。今まで居た部屋を2か月以内に片付けるので、仏壇を引き取ってくれないかと義理の兄より相談を受けたのですが、私の住まいは狭いので中身のお位牌だけ引き取って仏壇は処分しようかなと考えています。
家に帰って子供にその話をすると、お母さんが死んだらその位牌の引継ぎはしないよと言われ、また何気に私の葬式の話にもおよび、金がないからお母さんの葬式は出せないよ、といわれ、火葬ぐらいはしてくれと(国民保険と国民年金でそのくらい出ると思うからと)頼みながらちょっとショックを受けました。ショックが伝わったと見えて、そのあとそばに寄ってきて色々話しかけてきたので、一応気にはかけてくれているみたいと感じ 気づいたらショックは消えていました。
そのうち子供が涙ながらに言いました。「自分は死んだら葬式出してくれる人はいない、確実に無縁仏だ」と。
子どもが葬式も出してもらえなくて無縁仏になるというのはショックでした。そんな死なせかたさせたくないと、何をすればいいか考え始めました。
考えてみれば姉の子供も二人いて二人とも独身で、(一人は家を出たまま正月にも帰ってこないらしい)親戚づきあいもないし、その子たちも無縁仏になりそう。今、独身の人は増えているし、無縁仏予備軍、いっぱいです。
人と人が交流して生きる社会をつくるしかない。
頭の中をいろいろ駆け巡りますが、実際に現実社会の中を駆け巡るしかないです。
現実の中に未来を創る。できるかななどと考えている暇もない。
考えなくてもダメだけど。
人間として を実践する。
縄文土器の赤ん坊が顔を出している像が心のうちにあり、私の起点です。

ところで母は受講させていただいたのですが、いだきのことはすっかり記憶にないみたいなんですけど、元居た部屋には参加したコンサートのチラシがきっちり全部取ってありました。人間て、表面だけでは本当にわからないです。元居た高齢者マンションでは、母はヘルパーさんたちに人気があったそうです。ありがとうございます。
なんだかんだ言いながら今日は久々に子供とたくさんおしゃべりもできて満足しました。

見えない世界で生き、見える世界を作っていく。
日々ありがとうございます。

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