新生

4日のジェンダー講座では、どこまでも広く澄み渡る空間に身体まるごと受け入れられて、幸せと充実感のままに、時間の無い世界に居させて頂きました。イエスとマグダラのマリアのお話は、静かに自分の身体がそのお話のままを受け容れており、とても神聖な瞬間瞬間の連続でした。身体がとても柔らかく、楽であり、重力が無いかのように軽かったです。自分の身体は世界中の女性の身体と繋がっていて、世界中の女性が今この瞬間、マグダラのマリアとイエスの出会いまで遡り、女性性を取り戻し、全肯定され、救済されていく、その尊い奇跡の瞬間瞬間を経験させて頂いていました。

今日外では雨が降り、窓から眺める木の葉は寒そうに震えています。でもその葉の微かなそよぎ、雨の滴が光って落ちる様子に瑞々しさと温もりを感じる私の身体は、新しく生まれ変わっています。現実の日々では、男性への違和する感じ、何かうまくかみ合わない感じはやはりありますが、イエスとマグダラのマリアの出会いにまで遡ることの出来た今となっては、そんなことは些細なことにすぎず、動じない大らかさというのか強さというのか、新芽のようにこの身の裡に育ちつつある幸せのほうが遥かに強いのです。

昨日の府中でのコンサートはライブ配信から聞こえてくる先生の音に、離れていてもどうか私にも届きますように･･と祈るような気持ちで一心に聴かせて頂きました。第一部では、子宮が温かく、空間全体が大きな胎内に抱かれているような安心感と幸せがありました。第二部では女神イシスなのでしょうか？とても温かくて大きな存在が空間を大きく羽ばたいて舞っているように感じました。その舞いに導かれながら包まれながら、その存在はずっと共にいてくださいました。
ジェンダー講座での経験で神聖な水が注がれて、新芽が生まれ、そこから瑞々しい若葉が次々に繁り、やがて美しい花がたくさん咲き誇る･･そのように導かれていると感じてならない、10月4日からの日々です。
先生のご存在とはいったい･･。ジェンダー講座の日、壇上におられた先生のお姿が、今までの先生ではないような、畏れと計り知れなさとともに、いつまでも深く心に刻まれてあります。